電気設備学会

 2023年に電気設備学会会長に就任しました枡川です。会員皆様と共に学会発展のため、邁進してまいりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 電気設備学会は電気設備に関する調査研究、標準の調査および立案などを行うことにより、電気設備に関する工学および技術の進展を図り、我が国産業の発展と国民生活の向上に資することを目的とするとあります。そして、学会誌の発行、研究報告、図書の発行、研究発表会、講演会、講習会、見学会の開催など、産学協同のもとに人材の育成の活動を行ってまいりました。

 コロナの中、IoTの導入は、人々の生活を変えました。深刻な人手不足は働き方を変え、世界的なCO2削減の流れは電気エネルギーの分散、再生可能エネルギーの大量導入を促しています。対話型AIの登場は電気設備のあり方も変えるでしょう。このように、社会の仕組みが変動する中、課題解決のために本学会が果たす役割は、従来になく拡大しています。

 電気設備はあらゆる工学を結集した総合技術であり、持続社会を実現するために不可欠な技術です。同じく持続可能な学会を目指し、学会のビジョンキーワード「電気設備を通じて人に優しい未来を!」の実現に向け、今後とも引き続き、学会のプレゼンスの向上、社会との連携強化、関係機関との連携、人材の育成‧拡大など、学会の発展のために、着実に取り組んでまいりたいと思います。

 電気設備学会は、会員皆様に支えられています。また会員皆様のスキル向上の場であり、社会に貢献する場でもあります。電気設備学会発展のために、内外のご意見を伺い、学会の運営に努めてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人電気設備学会
会長 枡川 重男